3倍以上の値動きをする日本株投信がすごい

nihonkabu-3bai

 

今、一番上昇している市場といえば、

上海総合指数の上昇を見て分かる通り中国株です。

 

投資信託の上昇も過去1ヶ月リターンでみても2桁上昇となっており、ランキング上位を占めています。

 

ところがここ最近、中国株よりも目立った上昇をみせている投資信託があります。

それは日本株の投資信託です。

 

日本株といえば、好調であるものの、

中国株に比べたら劣ります。

それなのに中国株より成績がよい日本株があるのか。

 

まずは、投資信託の1ヶ月リターンの上位を見てみてください。

 

順位 ファンド名 会社名 カテゴリー リターン
(1ヶ月)
1 SBI 日本株3.7ブル SBIアセット 株式ブル型 20.62%
2 野村 3.5倍ブル・ベア(日本株3.5倍ブル) 野村 株式ブル型 19.44%
3 SBI 日本株トリプル・ブルベア(ブル) SBIアセット 株式ブル型 16.56%
4 楽天 日本株トリプル・ブル 楽天 株式ブル型 16.55%
5 野村 ハイパーブル・ベア4(ブル4) 野村 株式ブル型 13.66%
6 ブル2.5倍日本株ポートフォリオIII 大和 株式ブル型 13.62%
7 野村 新中国A株投信 野村 国際株式・中国(F) 13.29%
8 ダイワ 深センA株ファンド 大和 国際株式・中国(F) 13.20%
9 日興AM 中国A株ファンド 『愛称:黄河』 日興 国際株式・中国(F) 12.92%
10 日興AM 中国A株ファンド2 『愛称:黄河II』 日興 国際株式・中国(F) 12.91%

 

いや~凄いです。

1~6位まで日本株の投資信託になっています。

 

7位以降が中国株ですね。

 

よく見ると、

「3.7倍」とか「トリプル・ブル」という言葉が入っていることが確認できます。

 

これは日本株市場全体の値動きに対して、

3倍以上もの値動きをする投資信託ということを表しています。

 

1日に日本株が+1%の上昇があったとすると、

1日に3.7倍のブル投資信託なら、+3.7%の上昇をするというものです。

 

ブルというのは、上を向いた牛のつのをイメージしたもので、

相場の上昇に連動して利益が得られる投資信託についている名前です。

 

 要するにレバレッジをかけて、大きく利益が得られる投資をしているのです。

 

注意しなければいけないのは、

大きなリターンを得られる投資をするということは、

リスクもそれにともなって大きくなるということです。

 

1日に日本株が-1%の下落があったとすると、

1日に3.7倍のブル投資信託なら、-3.7%の下落してしまいます。

 

 

それから、1日の値動きにレバレッジをかけていることに注意してください。

 

例えば、日経平均が1ヶ月で+10%になったとしても、

単純に+37%になるわけではありません。

 

状況によりますが、+37%より低くなることが多くありえると思います。

 

それは価格が日々、上下するからです。

日々の値動きにレバレッジがかかっているので大きなプラスと大きなマイナスを繰り返すのです。

 

日経平均が+1%動いたら、+3.7%になりますが、

次の日に日経平均が-3%動いたら、-7.4%になり大きく下げてしまいます。

このように上下を繰り返すのです。

 

 

短期的に急上昇する場面ではとても魅力的な利益を得られるのですが、

長期的に保有すると相場が悪いときに損質を重ねてしまうので不利になっています。

 

 

とても魅力的であると同時に、

その取り扱いはとても難しいと思いますのでそのへんは注意してください。

サブコンテンツ

このページの先頭へ